東海道新幹線に乗るときは、お弁当やお茶、もしくはビールなどをテーブルに乗せ、軽い小説でも読みながら目的地までの時を過ごす。たまに窓の外を見て富士山が見えたらちょっとラッキー、なんていう人は多いと思う。ところが、この本を手にしたらもったいなくて車窓から目が離せなくなる。「ビルの谷間から見える東京タワーは東京から2分、目撃難易度★★★」「住宅の裏山にトトロが潜むのは名古屋から16分目、難易度★★★★★」などと細かく写真入りで説明してくれる。 合間に新幹線についてのウンチクもあり、実は以前は見られたけれど、今はもう無い物も紹介している。出版されてから2年弱なので、見えなくなる前に一度新幹線に乗らなくちゃ、という気分にさせられる楽しい本。旅のお供にぜひ。 |