BOOK de GO! Vol.17

中学生を対象とした読み物やYA(ヤング・アダルト)向け小説を紹介するリストです。

<紹介する本の一覧>
※タイトルをクリックするとその本の紹介文にとびます。

種類 タイトル 著者 出版社
読み物(日本) 青春ノ帝国 石川 宏千花/著 あすなろ書房
職業 なぜ僕らは働くのか 池上 彰/監修 学研プラス
震災 てつびん物語 土方 正志/文
奥野 安彦/写真
偕成社
ことば 10か国語でニッポン紹介 パトリック・ハーラン/英語指導 岩崎書店
歴史 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 山崎 圭一/著 SBクリエイティブ
読み物(日本) 薬屋のひとりごと 日向 夏/著 主婦の友社
読み物(日本) いとみち 越谷 オサム/著 新潮社
読み物(日本) 夢をかなえるゾウ 水野 敬也/著 飛鳥新社
えほん マララさんこんにちは ローズマリー・マカーニー/文 西村書店
読み物(海外) クリスマスの小屋 ルース・ソーヤー/再話
岸野 衣里子/画
福音館書店
読み物(海外) 日記は囁く イザベル・アベディ/著 東京創元社

<本の内容紹介>
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*日本編*

青春ノ帝国
石川 宏千花/著  あすなろ書房  請求記号:児童Fイ
 訃報の電話をきっかけに、中学教師の関口佐紀は14歳の自分を思い出す。友人達を表面でしか見ることができない愚かな少女だった。14歳の夏、彼女は自分の生きる方角を示す大切な出会いと別れを経験し、人が感情を激しく揺さぶりながら生きる存在であることを知った。思春期を戦っている同志に送る1冊です。
なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと
池上 彰/監修  学研プラス  請求記号:児童366ナ
 将来、どんな大人になっているのか。不安に思っている人はたくさんいると思います。人はどうして働くのか。どうやって仕事をみつけたらいいのか。この本には、これからの働き方が、イラストでわかりやすく紹介されています。ぜひ参考にしていただければと思います。
てつびん物語 阪神・淡路大震災ある被災者の記録
土方 正志/文  奥野 安彦/写真  偕成社  請求記号:児童369ヒ
 「生きとっただけでめっけもんや。くよくよしたってはじまらん。こうなったら死ぬまで りっぱにいきたるわ。」
 この本は、小料理屋てつびんのおばちゃんの阪神・淡路大震災後の10年を追った写真の記録です。今年は、東日本大震災から10年。災害にあうということ、おばちゃんのたくましさや笑顔、その裏に隠された別の思いを写真が語りかけてきます。
10か国語でニッポン紹介
パトリック・ハーラン/英語指導  こどもくらぶ/編  岩崎書店  請求記号:児童801ジ
 お笑い芸人や大学非常勤講師など多方面で活躍するパックンが、「これぞ 日本」と感じる自然や文化遺産を英語で紹介しています。小中学生向けとなっていますが、高校生や大人でも十分読み応えがあり、英語の本としても日本文化の本としても最初の1冊として手に取りやすい内容となっています。なお、シリーズで全5巻出版されていますので、そちらもぜひ手に取ってくださいね。
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
山崎 圭一/著  SBクリエイティブ  請求記号:一般209ヤ
 歴史が苦手な人、多いですよね。でもそれは「暗記科目の歴史」がそうさせていると思います。本来、歴史は奥深く楽しい。その楽しさを知るための第一歩として読んでみてください。年号を大胆に省き、世界史の美味しいエッセンスのみを抽出したような本書を手にすれば、きっと歴史が好きになるでしょう。
薬屋のひとりごと
日向 夏/著  主婦の友社  請求記号:一般TFヒユ
 薬師として暮らしていた17歳の猫猫(マオマオ)は、薬草を取りに入った森で攫われ、後宮で働くことに。元の暮らしに戻れるまで大人しくしているつもりが、皇帝の子ども達が次々に亡くなっているという噂を聞いて、好奇心と知識欲、ほんの少しの正義感を抑えきれずに事件を解決してしまい…。瘴気蠢く後宮を舞台に、薬屋の猫猫が活躍する異色ミステリーです。
いとみち
越谷 オサム/著  新潮社  請求記号:一般Fコシ/BFコシ
 引っ込み思案で人見知りな性格を直すため、青森の高校に通う相馬いとが選んだバイト先は、なんとメイドカフェ。津軽訛りがコンプレックスで、なかなかうまく人と関われない いと でしたが、バイトの先輩たちやお客さん、そして学校の友人たちと交流を重ねて、ゆっくりと成長していきます。
夢をかなえるゾウ
水野 敬也/著  飛鳥新社  請求記号:一般Fミズ
 「変わりたい!」そう強く願った日の翌朝、目を覚ますと、ゾウの姿をしたインドの神様ガネーシャが「で、覚悟でけてる?」と「僕」に話しかけてきて…。
 「会った人を笑わせる」「ただでもらう」「明日の準備をする」ガネーシャが出す奇妙な課題を毎日一つクリアしていくと、「僕」も、そして読んでいるあなたも「人生を変える力」が身につく、笑えてすこし不思議な一冊です。

*外国編*

マララさんこんにちは 世界でいちばん勇敢な少女へ
ローズマリー・マカーニー/文  西田 佳子/訳  西村書店  請求記号:児童Eマ
 パキスタンに住んでいるマララは、女の子でも学校に通いたいと訴えたために女子の教育を禁じたタリバン(アフガニスタンで活動する過激派組織)に銃で撃たれました。勇敢な彼女に向けて世界中の女の子から寄せられたメッセージが載っています。平和のありがたさを感じることができる本です。
クリスマスの小屋 アイルランドの妖精のおはなし
ルース・ソーヤー/再話  上條 由美子/訳  岸野 衣里子/画  福音館書店  請求記号:児童933ク
 どん底の人が誰かに助けられて生き返る“クリスマスの奇跡”がテーマの本を読んだことがありますか? この本の主人公であるみなしごの女の子オーナの苦難の一生をハラハラしながら読み進めていくと、そんなまさか! という展開に。つらく苦しい人生を、あまりにもやさしい心で生きた働き者がどうなったか、ぜひ読んでいただきたいです。
日記は囁く
イザベル・アベディ/著  酒寄 進一/訳  東京創元社  請求記号:一般943ア
 ドイツの美しい小村に建つ、築500年の屋敷でバカンスを過ごすことになった主人公ノア。ある夜、村の青年ダーヴィトと降霊会を行った彼女は、その家で30年前に殺されたという少女の霊を呼び出してしまいます。少女の語ることは本当なのか? 古い屋敷で起こった悲劇の真相とは? 二人は過去の究明にのりだしますが…。ドイツで 25万部超の古風で抒情豊かなミステリー。