ほんのタネ Vol.22

小学生を対象とした絵本や読み物を紹介するリストです。

<紹介する本の一覧>

※タイトルをクリックするとその本の紹介文にとびます。

種類 タイトル 著者 出版社
読み物(日本) ミリーのすてきなぼうし きたむら さとし/作 BL出版
えほん ムーミントロールと小さな竜 トーベ・ヤンソン/原作
セシリア・ダヴィッドソン/文
セシリア・ヘイッキラ/絵
オスターグレン晴子/訳
徳間書店
えほん あしたもオカピ 斉藤 倫/作
fancomi/絵
偕成社
えほん アカンやん、ヤカンまん 村上 しいこ/作
山本 孝/絵
BL出版
えほん おおきなかべがあったとさ サトシン/文
広瀬 克也/絵
文溪堂
読み物(日本) きつねのホイティ シビル・ウェッタシンハ/さく
松岡 享子/やく
福音館書店
読み物(日本) カメレオンのレオン 岡田 淳/作 偕成社
えほん ココロ屋 梨屋 アリエ/作
菅野 由貴子/絵
汐文社
えほん かくれ家は空の上 柏葉 幸子/作
けーしん/絵
講談社
読み物(日本) プチ哲学 佐藤 雅彦/文と絵 マガジンハウス
読み物(日本) 銀河鉄道の夜 宮澤 賢治/作 岩波書店

本の内容紹介

※タイトルまたは巻号をクリックするとその本の詳細画面を見ることができます。

*1・2年生向け*

ミリーのすてきなぼうし
きたむら さとし/作  BL出版  記号:Eキ
 がっこうのかえりみち、ぼうしやさんでミリーはお気に入りのぼうしを見つけます。でもおさいふの中身はからっぽ。こまった店長さんが見(み)つけたぴったりのぼうしとは…。あなただったら、どんなぼうしをかぶりたい?
ムーミントロールと小さな竜
トーベ・ヤンソン/原作 セシリア・ダヴィッドソン/文 セシリア・ヘイッキラ/絵 オスターグレン晴子/訳  徳間書店  記号:Eヘ
 小さな竜をつかまえたムーミントロール。小さな竜をすきになりましたがなついてくれず、スナフキンにはなついてしまいます。小さな竜とのであいとわかれあり。ムーミントロールもスナフキンもかっこいい! 1匹の竜をとおした、ムーミントロールとスナフキンのゆうじょうものがたりです。
あしたもオカピ
斉藤 倫/作 fancomi/絵  偕成社  記号:Fサ
 なんでもねがいがかなうよつば月の夜。自分に今ひとつ自信のないオカピの小さなぼうけんがはじまります。動物園のいろいろな動物たちのねがいを聞いて、かれらの中にあるものにふれるうちに、オカピは気づいていくのです。自分さがしをしてみてわかること。これは、どんな大人にも子どもにも当てはまること。そう、みんなあしたも自分を生きていくのです。
アカンやん、ヤカンまん
村上 しいこ/作 山本 孝/絵  BL出版  記号:Fム
 強気になれず、いつも言いたいことが言えないしょうた。ため息をついていると、「そんなあなたの力になりたい。」と、ヤカンまんがやって来た!ヤカンまんが差し出した「ちからこぶちゃ」を飲んで、言いたいことが言えるようになったしょうただったが…。

*3・4年生向け*

おおきなかべがあったとさ
サトシン/文 広瀬 克也/絵  文溪堂  記号:Eヒ
 みんなはとつぜん目のまえにたかくてとてものぼれないような「かべ」があらわれたらどうする?主人公のねこはどんなときにもくじけません。ちえをしぼり、ひとりでだめなときにはなかまとちからをあわせ、どんなかべをもみごとにのりこえていきます。ちえとゆうきとたよれるなかま。まえむきな気持ちにしてくれる元気のでるおはなしです。
きつねのホイティ
シビル・ウェッタシンハ/さく 松岡 享子/やく  福音館書店  記号:Eウ
 スリランカの森に住むくいしんぼうぎつねのホイティは、村のおかみさん達をだましておいしいものを食べようと、人間の格好をして出かけてゆきます。やさしいおかみさん達はだまされたふりをして、ホイティにおいしいごはんをごちそうしますが…。
カメレオンのレオン
岡田 淳/作  偕成社  記号:Fオ
 ぺたんぺたんぺたんぺたん。授業中、トイレに行こうと歩いていたら、マコトのすぐ後ろで別の足音が聞こえる。立ち止まると、足音も止まる。なにか、へんなやつがいるぞ。別の日、校長先生は自分にそっくりなもう一人の校長先生に会った。桜若葉小学校では、こうした変な事件がつぎつぎとおこっていた。そんなある日…。
ココロ屋
梨屋 アリエ/作 菅野 由貴子/絵  文研出版  記号:Fナ
 ココロをとりかえてくれるココロ屋さん。作られた「やさしいココロ」はかげんがむずかしいから、いれてもやさしすぎてみんなの人気ものになるどころか、いいようにつかわれてしまう。「あたたかいココロ」はあたたかすぎ。やっぱりてんねんの自分のココロがよいと気づくお話。

*5・6年生向け*

かくれ家は空の上
柏葉 幸子/作 けーしん/絵  講談社  記号:Fカ
 夏休みの最初の日、あゆみがゆっくりしていたら何かがドサッと落ちてきた。見(み)ると黒(くろ)い服(ふく)をまとった魔女(まじょ)で、けがをして名前(なまえ)を忘(わす)れてしまい、元(もと)いた世界(せかい)に帰(かえ)れないらしい。それであゆみは仕方(しかた)なく家族(かぞく)に内緒(ないしょ)でかくまうことにしたら、いろいろなことに巻(ま)きこまれてしまう。
プチ哲学
佐藤 雅彦/文と絵  マガジンハウス  記号:一般159サ
 哲学って難しいイメージですが、きっと「考えること」そのものが哲学なんじゃないかと思います。1つのテーマが2ページで絵の方が多く、考えるきっかけが詰まった本です。
20年以上前に書かれたものですが、みなさんそれぞれにきっと「ささる」テーマがあると思いますよ。
銀河鉄道の夜
宮澤 賢治/作  岩波書店  記号:Fミ
 星まつりの夜、ジョバンニは広い宇宙をめぐる銀河鉄道に乗ります。乗客は、親友のカンパネルラ以外見たことのない人ばかり。ジョバンニとカンパネルラは、旅をしながら「ほんとうの幸い」について考えます。ジョバンニの孤独と澄み渡った夜空を走る汽車が、賢治の幻想世界へ導いてくれる物語です。