ほんのタネ Vol.7

小学生を対象とした絵本や読み物を紹介するリストです。

<紹介する本の一覧>

※タイトルをクリックするとその本の紹介文にとびます。

種類 タイトル 著者 出版社
えほん ねえ、どれが いい? ジョン・バーニンガム/作 評論社
えほん とうさん おはなしして アーノルド・ローベル/作 文化出版局
読み物(海外) あおい目のこねこ エゴン・マチーセン/作・絵 福音館書店
読み物(海外) ロッタちゃんのひっこし アストリッド・リンドグレーン/作
イロン・ヴィークランド/絵
偕成社
えほん おじいちゃんがおばけになったわけ キム・フォップス・オカーソン/文
エヴァ・エリクソン/絵
あすなろ書房
えほん きつね三吉 佐藤 さとる/作
村上 勉/絵
偕成社
読み物(日本) しまのないトラ 斉藤 洋/作
廣川 沙映子/絵
偕成社
読み物(日本) なぞなぞのすきな女の子 松岡 享子/作
大社 玲子/絵
学習研究社
読み物(日本) ハンサム・ガール 佐藤 多佳子/作
伊藤 重夫/絵
理論社
読み物(日本) そして五人がいなくなる はやみね かおる/作
村田 四郎/絵
講談社
読み物(海外) きいてほしいの、あたしのこと ケイト・ディカミロ/作
片岡 しのぶ/訳
ポプラ社

本の内容紹介

※タイトルまたは巻号をクリックするとその本の詳細画面を見ることができます。

*1・2年生向け*

ねえ、どれが いい?
ジョン・バーニンガム/作 まつかわ まゆみ/訳 評論社 記号:児童Eバ
 「きみんちのまわりがかわるとしたら、大水と大雪とジャングルと、ねえ、どれがいい?」楽しいものや、ぎょっとするもの、色々な「どれがいい?」でいっぱいの絵本です。
とうさん おはなしして
アーノルド・ローベル/作 三木 卓/訳 文化出版局 記号:児童Eロ
 「おはなしがおわったら、すぐおねんねするってやくそくするなら、ひとりに一つずつ、ぜんぶで七つのおはなししてあげよう」ねずみのとうさんはおはなしをはじめました・・・こうしてはじまる七つのおはなしは、きそうてんがいだけど、ふしぎとなっとくのいく、とてもすてきなものがたりです。えもたくさんあります。
あおい目のこねこ
エゴン・マチーセン/作・絵 せた ていじ/訳 福音館書店 記号:児童949マ
 大きな青い目のこねこが、ねずみのくにをみつけに出かけました。ねずみのくにには、たくさんのねずみがいるので、おなかをすかせることはありません。とちゅう、魚に青い目をわらわれたりしましたが、おなかがすいたときは、はえやがを食べてがんばりました。さて、このさき、ねずみのくにをみつけることができたでしょうか。
ロッタちゃんのひっこし
アストリッド・リンドグレーン/作 イロン・ヴィークランド/絵 山室 静/訳 偕成社 記号:児童949リ
 ロッタは3にんきょうだいのすえっ子です。ある日3さいのおたんじょうびに、おかあさんがぬってくれたぬいぐるみを、きょうだいたちがいじめるゆめをみました。そこで、ロッタはおとなりのベルイおばさんのいえへ、ひっこすことにしました。ロッタは大よろこび。でも、よるになってひとりぼっちになると・・・。

*3・4年生向け*

おじいちゃんがおばけになったわけ
キム・フォップス・オーカソン/文 エヴァ・エリクソン/絵 菱木 晃子/訳 あすなろ書房 記号:児童Eエ
 死んじゃったはずのおじいちゃんが、夜になって、エリックのところにやってきました。「なにしてるの? しんだんじゃなかったの?」「わしも、そうおもうんだが」「そうか! じいじは、おばけになったんだね?」多くの子どもがであう、かぞくとのわかれを、子どもの気持ちでえがいた、じーんとするお話です。
きつね三吉
佐藤 さとる/作 村上 勉/絵 偕成社 記号:児童Eム
 むかしむかし否含山(いなふくみやま)という山のふもとの村に一軒の鍛冶屋がありました。親方の茂平には、長太と三吉という二人の弟子がいました・・・。「むかしのきつねのなかには、人間に化けたままりっぱな一生を送るものもあったそうです。」三吉はほんとうのきつねだったのでしょうか。それとも、一時的にきつねにされた人間だったのでしょうか? 遠いむかしの物語。最後の一行、あなたはどう感じるでしょうか?
しまのないトラ
斉藤 洋/作 廣川 沙映子/訳 偕成社 記号:児童Fサ
 この本には、「つのがないバイソン」「しっぽのみじかいマングース」など5つの話が入っています。他のなかまたちとはちょっとちがうところがあっても、自分なりの生き方を見つけていきます。つのがないバイソンは、ある時こっそりむれからはなれ、ほんとうのなかまに出会うことができました。1歩ふみ出したことが、しあわせのはじまりです。
なぞなぞのすきな女の子
松岡 享子/作 大社 玲子/絵 学習研究社 記号:児童Fマ
 なぞなぞの大すきな女の子がある日、なぞなぞあそびをしてくれる人を探していると、森でばったり、はらぺこのオオカミに出会います。「うまそうな女の子だなぁ」オオカミはなんとか女の子を食べてしまおうと思いましたが、女の子になぞなぞを出されるたびに大弱り。さて女の子とオオカミの知恵比べ、いったいどちらがうわてかな? ゆかいななぞなぞがたくさんでてきます。

*5・6年生向け*

ハンサム・ガール
佐藤 多佳子/作 伊藤 重夫/絵 理論社 記号:児童Fサ
 柳ニ葉は5年生の女の子。ニ葉の家族はふつうとはちがっています。ママはキャリアウーマンで大坂に単身赴任。パパはプロ野球選手をやめて、専業主夫です。二葉の夢は少年野球チーム「アリゲーターズ」に入ってレギュラーの投手になること。でも、女の子だからってなかなか認めてもらえません・・・。いろいろな生き方があってもいい。そんな心あたたまるお話です。
そして五人がいなくなる ※(名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ)
はやみね かおる/作 村田 四郎/絵 講談社 記号:児童Fハ
 探偵小説(推理小説)は好きですか? 探偵小説のおもしろいところは、名探偵が推理したところで・・・えっ、ええ!? とおどろいて、読み返してなるほどそうだったのか!! とわかるところですよね。まずは、この本の最初から25ページまで読んでみてください。
きいてほしいの、あたしのこと-ウィン・ディキシーのいた夏-
ケイト・ディカミロ/作 片岡 しのぶ/訳 ポプラ社 記号:児童933デ
 アメリカ南部(なんぶ)、フロリダの小さな町がぶ台。主人公の少女オパールは、あることが原因で父親との間にわだかまりを感じ続けています。ある日、引っ越してきたばかりの町でおかしな犬ウィン・ディキシーと出会(であ)ったかの女は、やがて、犬(かれ)をきっかけに知り合った様々な人たちとのふれあいの中で、人の痛みを知り、父親とのきずなをとりもどしていきます。人生の良い面も悪い面も等しく見つめながら成長していく主人公の姿がさわやかにえがかれ、ほのぼのとした気分で読み終えることができます。